Ubuntu 22.04からラズパイピコを動かす

ラズパイピコ

 これまでRaspberry Pi Picoのプログラミングは、Raspberry Pi 4のThonnyからやっていたのですが、メインで使っているUbuntu機に比べて非力なので、Ubuntu 22.04にThonnyをインストールしてMicroPythonを使えるようにしました。方法をご紹介します。

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Thonnyをインストールする

 ThonnyはPython / MicroPythonのためのシンプルな開発環境(IDE)です。Ubuntu Softwareで検索すればダウンロードできます。

Ubuntu Softwareの画面

 Thonnyをインストールしたら、開いて画面右下にPython 3.10.4と書いてあるところをクリックして、MicroPython (Raspberry Pi Pico)を選択して下さい。

Thonnyの初期画面。右下のPython 3.10.4をMicroPython (Raspberry Pi Pico)に変更する。

Raspberry Pi Picoのセットアップをする

 これはRaspberry Pi 4からPicoを扱うときと同様です。Raspberry Pi Picoの白いボタンを押しながらUSBをUbuntu機に差し込むと、Raspberry Pi PicoはUSBストレージとして認識されます。

USBストレージとして認識されたラズパイピコ

 INDEX.HTMというファイルが入っているので、ブラウザで開くとRaspberry Pi Documentationというサイトが開きます。MicroPython / Getting started with MicroPythonというタイルがあるので開きます。

Raspberry Pi Documentation

 次に開いた画面を下にスクロールすると、Download the correct MicroPython UF2 file for your boardという箇所がありますので、Raspberry Pi Picoをクリックします。ダウンロードフォルダにuf2ファイルがダウンロードされます。

Getting started with MicroPythonを開き、画面を下にスクロール

 これをRaspberry Pi Pico(先程のINDEX.HTMが入っていた場所)にコピーします。
 UbuntuからRaspberry Pi PicoのUSBケーブルを一旦抜いて、指し直せばRaspberry Pi Picoのセットアップは完了です(指し直すときは白いボタンは押しません)。

uf2ファイルがダウンロードされた

Thonnyを設定する

 ここまで完了してThonnyを使おうとしたところ、私の環境ではUnable to connect・・・Permission deniedと表示されました。

ThonnyでRaspberry Pi Picoに接続できない。

 現在のユーザーをdialoutグループに加える必要があるようなので、コマンドラインで以下を入力します。

sudo gpasswd -a $USER dialout

 パスワードを聞かれますので、コマンドライン上で入力して下さい。そのあと、PCを再起動してからThonnyを開けば、Raspberry Pi Picoにプログラムを入力できるようになります。

Thonny上でOpenを選ぶと、PCとRaspberry Pi Picoのどちらから開くか聞かれます。Raspberry Pi Picoを選ぶ。

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